みなさんこんにちは。
本講座④は、「報道されない悪夢の5年間」です。
引き続き驚愕の事実をお話しすることになりますが、心してお聞きください。
◆なぜ35年返済?
住宅ローンのお話の際に、「35年返済」がベースになることが多々あります。
この講座でも基本的に35年でお話をしています。
疑い深いあなたへ。
なぜ35年返済なのか?
かの福沢諭吉翁も、学問のすすめの中で「猜疑心をもて」とのたまっています。
色々な考え方がありますが、集約しますと・・・
・木造住宅の耐用年数が35年位
・大卒で働き出して3年勤務。25歳からローンを組んで60歳
このあたりの説が根拠になっているのではないでしょうか。
◆時代は変わりつつあります。
でも時代は変わりつつあります。
木造住宅の寿命は少しずつ伸びていますし、大卒3年で住宅ローンを組む気合いの入った社員を
見たことがありません。
ちなみにフラット35申込者の平均年齢は39.8歳だそうです。
え、75歳までローンを払い続けるの?
当然の疑問ですね。
高年齢者雇用安定法 9条にこんなことが書いてあります。
「60歳定年制の企業は、65歳定年制にするか、60歳時点での継続雇用制度をつくりなさい」
普通の企業は人事政策上、60歳定年制にしつつ、その時点での60歳社員の適性を見て、
5年間の新たな雇用契約を結ぶことでしょう。(ちなみに当社もそうです)
そして、その5年間はそれまでと同様の給与条件となる保証はありません。
月給50万円もらっていた59歳社員が60歳になったとたん、窓際業務で月給15万円、という事も十分ありうるわけです。
◆現実を直視しよう
25歳を過ぎているあなたへ。
60歳~65歳の期間も、今の企業で重宝がられるような人材であり続ける自信はおありですか?
会社に残って、若い社員たちに無能呼ばわりされても、プライドが許せますか?
その5年間、会社に残ることが、本当にその企業にとってプラスになるとお思いですか?
年金受給できる前の60~65歳の5年間は、未だ読めない未知の領域なわけです。
だとすると、賢いあなたは、
「60歳までに繰上返済をする」という結論に達することでしょう。
夫婦二人で、余裕のある老後を暮らすための、あなたの義務とも言えます。
◆もう一つの義務
もう一つ、あなたには大切な義務があります。
それは・・・
「あなたが死んだあと、家族にローン残債なしで家を残す」
ということです。
な~んだ、生命保険か。
とお思いのあなた。
残された家族が苦労しますよ。
生命保険はあくまでも、
「あなたが死んだあとの家族の生活費」
です。
生命保険で備えるべき、家族の生活費は家族構成、年齢構成により増減します。
ア)就労経験のない35歳の専業主婦と10歳、8歳の子供を持つ父親
イ)現に優良企業で働いている45歳の妻と、自立した2人の子供を持つ父親
この場合の父親にかけるべき生命保険は全く異なるわけです。
ダンシンとは?
生命保険が、残された家族の生活費であることはすでに説明しました。
次に、文字通りのワイルドカード「ダンシン」についてご説明しましょう。
一言で言うと、
「死んだら住宅ローンはチャラ」
にできるまさに、魔法の切り札なのです。
正式名称は、「団体信用生命保険」です。
住宅ローン加入時に必ず出くわす言葉です。まずは意味を理解しておきましょう。
これで残された家族も安泰です。
早く借りて、早く返す
住宅購入をお考えの皆さまへ
この講座では、60歳までに繰上返済する責任についてお話ししました。
その場合、繰上返済の手間(WEB?店頭?)、手数料なども十分に比較することをお勧めします。